CJ Column

コラム

英文作成する際のコツ ~すべて大文字は良いのか?~

みなさん、想像してみてください。
電話の際に、相手がずっと叫び声で話してくる場面を・・

そんなことをされると、何を言っているのか聞き取り辛いというだけでなく、聞くこと自体が嫌になり、思わず耳から受話器を遠ざけてしまうのではないでしょうか?

これこそまさしく、「大文字だけ」で書かれた英文をネイティブが読んで感じることなのです。

日本人はあまり気にしないので、社名や看板だけでなく、ウェブ上のヘッダーや広告のコピーが一文、丸々大文字で書かれていることも、そう珍しくはありません。

この「大文字化」に関しては明確なルールがないので、一概には難しいのですが、耳元で話すのは「どうしても強調したいことだけ」にしてあげると、ネイティブからの評価も上がり、関心を寄せてもらえる英文になると思います。

作り手・書き手が強調したい、伝えたいという意図で「大文字」にしたのに、異なる解釈をされてしまい、読み手に見てもらえなければ、元も子もありません。

ちなみに、すべて大文字化することを英語では“All caps”と言います。
反対に、文頭だけ大文字にする表現方法を“Cap and Low”と言います。

読み手の視点を持つことは、とても大切なことです。
みなさんも改めて、「誰が読むのか、誰に訴求していきたいのか」を明確にし、「読み手」を意識して、叫ばずスマートに発信してみませんか?